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遺言書(ゆいごんしょ)をかいたほうがいい人の話  秋(あき)のまちゼミのテーマについて

こんにちは。岡山県中区の東岡山駅の近くで入管手続きや相続のご相談をメインに成年後見や任意後見、自動車手続きなどの業務を行っております、椎名行政書士事務所(しいな ぎょうせいしょし じむしょ)です。

 

またまた8月も末ですが、毎月更新目標になんとか間に合いました。

 

遺言書の話の続きと、次回のまちゼミについて今回は書きます。

まちゼミ表町については、公開可能になってから詳しくお知らせします。

 

 

遺言書を書いたほうがいいと、私が考える人はたくさんいますが、最近増えたなあと思う人は子供が遠くにいる人です。特に海外。

子供がいない人は書いたほうがいいといわれるし、それはその通りですが、子供がいなければ次の順位の人に財産が行き、誰もいなければ最終的には国に行くと財産の行き先が決まっています。

 

しかし子供が遠くにいる、つまり海外や県外にいる人の場合は、周囲の人がなんとしてでもその子供に連絡を取って相続手続きをしてもらわなくてはならないのです。行方不明じゃないから大丈夫といわれる人もいますが、連絡を取っても体調不良や、仕事、学業の都合でなかなか帰ってこられないために相続手続きが進まず困っているという話もちらほら聞きます。

 

そこで、私が思うのは内容は法定相続どおりにしても、ともかく遺言書を書いて、遺言執行者を近くの専門職なり親族なりに決めておけば、その人が作業を進められるので周りの人は助かるだろうということです。

 

相続人代表の遺言執行者として相続手続きをしたことがありますが、手続きに遺言書と自分の印鑑証明書と実印でほとんどのことができました。必要書類が少ないし、これなら遠方の子供にいちいち連絡をせず手続きができます。子供に相続財産を送ることも遺言執行者が行えます。

 

子供がいれば遺言書はいらないだろうという人は多いのですが、子供が遠くにいて手続きがスムーズにできないなら、遺言執行者を決めて遺言書を書いたほうがいいよねと思います。実際に手続きをしたからそう思います。それぞれの親族のつながりを証明する戸籍謄本を集める手間がないだけでも、とても楽でした。

 

ここで今回のまちゼミの話ですが、子供がいるから死んだときは大丈夫と話す人が、その一方で子供がみんな遠くに居て帰ってきそうにないし、老後はどうしようなんて世間話に混ぜて話しています。きっと、相談する人はいないし、形にならない不安が心の中でもやもやするしでそんな感じに周りの人に悩みを漏らしているのでしょう。

今度のまちゼミでは、そういうもやもやをほかの人と話してみたい人のゼミをします。もちろん、不安はないけれど成年後見が気になる人、遺言書が気になる人も来てください。

 

 まちゼミのテーマは成年後見と家族信託にしましたが、興味のある人ならどなたでも参加できる座談会です。

 

上にも書きましたが、子供たちがみんな海外に居る、県外にいる、どうしようかという話を本当によく聞きます。どうしようか悩む内容はみなさんまちまちですが、家土地など不動産から、自分の将来についてなどです。内容は違いますが、理由はおんなじで、自分の親が死んだときと状況が違うからどうしたらいいかわからないとからというものです。どうしたらいいのか一人で考えてもどうにも解決策は見つからないでしょうし、残念ながら専門家の私でもその人がどうしたらいいのか決めてあげることはできません。

 

そこで、「同じような悩みの人が集まって、話をしてみてはどうでしょうか。」というゼミをします。私は法律的に希望を叶えるためにどうしたらいいかのアドバイスはできます。つまり、こんなことができるかなあと聞かれたら、法律的にできないとか、方法はあるなど、行政書士としての説明をすることができます。またわからなければ、それに関係する法律家はどのジャンルの人かを説明できるので、五里霧中よりは見通しができるかもしれません。

 

話しても何も解決できないかもしれませんが、同じ悩みの人がたくさんいるだけで気が楽になるかもしれません。

 

相談会ではないので、具体的にこれが聞きたいということがあれば、ゼミではなく事務所に相談にお越しください。